2022年に初見でプロメアを浴びてきた感想
超今更ながら、プロメアを観てきました。
そう、公開から数年経つにもかかわらず各地で再上映してるあの映画です。
私は長年澤野裕之のファンをやっており、キルラキルも観てたんで公開当時から気になってたんだけど。
その頃は色々忙しくて、一緒に発狂できるようなオタク友達もいなかったので時期を逸してて。
アマプラ配信が始まって、先に観た妹から「これは音響設備が良いところで観ないともったいない」と言われ、10年以上前の、外付けスピーカーなんてついてない丸腰のTVでは役不足だ…と今まで観られずにいた。
「松山ケンイチと早乙女太一と堺雅人がいる」
「滅殺開墾ビーム」
「関係性オタクに刺さる」
というぼんやりした情報しかないまま、爆音上映の劇場に足を踏み入れたのでした。いや嘘。定時で仕事上がれなくて、必死こいて暗くなった後の劇場に駆け込んだ。
〜そして2時間後〜
いや…待って…なにこれ…
コヤマシゲト作品によくあるなんかチラチラした三角形みたいに、私の頭の中に無数のワードが飛び交っていた。
「令和の歌舞伎」
「読後感が半沢直樹」
「めちゃくちゃ劇団☆新感線(髑髏城しか見たことないけど)」
「観るモンスターエナジー」
「浴びる澤野サントラ」
「止めのSuperfly姐さん」
いやすごい…語彙力がプロメアの炎と一緒に消えたので酷いことになってるけど…
なんかすげえもん観た…
劇場出た時につまんない邦画のCMみたいに「プロメアサイコー!」て言いたくなった
あらすじだけ起こしたら小学生男子が考えたようなストーリーなのにめっちゃ面白い…
堺雅人面白すぎて声出し上映だったら爆笑してるところだった、読後感が半沢直樹(2期)のそれ
ていうか脚本も作画も劇伴も盛り盛りすぎて、トンカツにナポリタンとハンバーグ載せたやつみたいになってるじゃん。しかも終わったと思ったらSuperfly姐さんって…制作側の絶対に胃もたれさせてやるという覚悟を感じる、スタッフは引き算という概念を平行世界に置いてきたとしか思えない
しかもクライマックスさぁ…なんなんあれ?
最終回じゃん、特撮とかプリキュアの最終回じゃん。存在しないはずの、一年間休日に早起きしてテレビシリーズを追いかけてきた記憶が涙腺を刺激してくる
終わった時に拍手起こったのも納得だわ。映画館で拍手とかアベンジャーズエンドゲームの初日以来だよ...
そうして呆けたまま家路に着いた私は、Spotifyを立ち上げ、ずっとマイリスに入れたまま聴かずにとっておいたサントラをタップしたのだった。
いやー最高ですね。これからは上司にムカついたらバッセン行く代わりにこの映画見ます。三周年おめでとう。